質屋を「リサイクルショップとおなじもの」思っている方は多く、若年層ほどその傾向が強いようですが、それはちょっとした勘違いです。
というよりは、リサイクルショップは、質屋の業務の一部なのです。
業務の一部というのは、「中古の商品を買い取って、販売する」というもので、ジャンル分けすれば「古物商」です。
許可申請は管轄の公安委員会で、比較的簡単に、その許可を得ることができます。
しかし、リサイクルショップの場合は、この「古物商」の枠を超えて営業活動を行う事ができません。
あくまでも、「中古品の買取販売」のみがその業務内容です。
質屋は、その古物商を含めた「金融業」なのです。
商業的には「質屋商」となります。
持ち込まれた品物を査定し、それに見合った金額を融資する、という700年以上も続く最も古い公的金融機関です。
そのシステムは、古くから続く伝統的なもので、持ち込まれたものを査定し、その査定額の範囲で融資をします。
利用者は、そのお金を返しても返さなくてもいいので、自分の都合で返済が難しければ、預けた品物と共に、忘れればいいだけの事です。
※質屋についてはこちらの情報サイトもお勧めです→「質屋の良い悪いとは?」(URL/http://www.paraguasbooks.com/)